キャットフードの賞味期限で、猫の健康に影響が出るとしたら…とても不安になりますよね?
賞味期限とは未開封の状態で栄養価や風味を保証できる期間です。さらにフードの種類によっても期限や保管方法も異なるため
「開封したらどのくらい日持ちするのか分からない」
「適切な保管方法が知りたい」といった飼い主さんも少なくありません。そこで、今回は開封後の保存方法や賞味期限を過ぎた場合の対処法についてご紹介していきます。
キャットフードの賞味期限の仕組み
賞味期限とは栄養価や風味が保持される期限ですが、これは未開封の状態で「この期間までおいしく食べられますよ」という意味。
キャットフードはお刺身のような生ものではないので、比較的に劣化をしにくい食品として扱われています。
賞味期限の維持には添加物が使われる
キャットフードの風味や品質が失われる原因として、カビの繁殖、油による酸化、水分量などがあります。
とくにキャットフードは空気に触れると味、色、匂いに劣化が起こります。品質が落ちたフードは食いつきが悪くなるほか、猫が食べると嘔吐や下痢を起こしやすくなります。
このためキャットフードの中に、質を守るために酸化防止剤や保存料と呼ばれる添加物が加えられているのです。参考:おすすめのドッグフード10個を比較!
酸化防止剤の種類も科学的に合成されたBHAやBHT、ローズマーリー抽出物、緑茶抽出物といった植物由来のもの、ミックストコフェロール(ビタミンE)サスコルビンサン(ビタミンC)などの栄養成分があります。
添加物が未使用のプレミアムフードは、その分期限が短い
新鮮な材料をたくさん使った高品質なプレミアムフード。人間が食べられる食材のほかに人工的な酸化防止剤が入っていないのが特徴です。
保存料や人工的な添加物を使っていないので賞味期限も短くなってしまうのです。安全性は高いフードですが、未開封の賞味期限は1年程度と短くなります。
開封をしてしまうとさらに劣化が進んでしまうので、開けたら1ケ月以内に使い切るのがベストです。